| 訪れる世界遺産 |
豆知識 |
 |
遼寧省瀋陽市にある後金(清の初期の国号)の皇帝ヌルハチとホンタイジの皇宮跡。
1625年に着工、1636年に完成したとされる。総面積は約6万平方キロメートルで、北京故宮の約12分の1。
敷地内には約90の建築物と約20の庭園がある。漢民族、満州民族(マンジュ)、モンゴル民族の建築様式が融合しており、北京故宮とは異なる歴史的意義と独特の味わいを備える。
ヌルハチ時代の建築物がある東院、ホンタイジ時代の建物が並ぶ中院、北京遷都後に離宮とされた時代の西院とで構成される。現在は、瀋陽故宮博物院として一般に公開されている。 |
| 瀋陽故宮 |
 |
清の第2代皇帝である太宗ホンタイジと、その皇后である孝端文皇后博爾済吉特氏の陵墓のある公園。
二人の陵墓を「昭陵」といい、瀋陽市街の北郊に位置することから、またの名を「北陵」という。
関外三陵の中では規模が最大のもので、崇徳8(1643)年に陵の造営が開始され、8年の歳月をかけて順治8(1651)年に完成した。
その後、康熙帝・乾隆帝らにより改修がたびたび行われた。
敷地面積は18万uで、周りには周壁がめぐらされている。中華人民共和国成立後、楼閣が新たに造られ、人口湖を造って北陵公園として市民に開放した。
(2004年世界遺産追加登録:文化遺産) |
| 北陵公園 |
 |
中国に現存する最大の古代庭園(園林)である頤和園。「万寿山」、「昆明湖」の二大風景区から構成されており、総面積は290ヘクタールで、そのうちの水域が占める面積はおよそ四分の三。
園内にはあずまや、楼閣、宮殿、寺、仏塔、回廊、土手、石橋など100ヶ所余りの民俗特色あふれる古代建築のほか、広大な昆明湖、高くそびえる万寿山などもある。
1860年、英仏連合軍に焼き払われ、その後修復されたとき現在の名前「頤和園」となり、1900年には八国連合軍によって破壊され、1902年に修復され、現在の規模になった。
(1998年:文化遺産) |
| 頤和園 |
 |
もとは紫禁城と呼ばれたが、清朝滅亡後は「かつての皇宮」の意で「故宮」と呼ばれるようになった。
元が造った宮殿を明の永楽帝が改築したもの。1420年から1911年の溥儀の退位まで、およそ500年にわたり政治の中心地だった。
総面積は約72万平方キロメートル。周囲を高さ約10メートルの城壁と幅約50メートルの濠に囲まれている。
内部には宮殿、楼閣など多くの建築物や庭園があり、総部屋数は7000とも9000ともいわれる。
太和殿、中和殿、保和殿を中心とする外廷と、乾清宮と交泰殿を中心とする内廷に分けられ、南側に位置する外廷を政治の場、北側に位置する内廷を皇帝の生活の場として厳密に区別した。
有名な天安門は、紫禁城の正門。1417年の建設当時は承天門と呼ばれたが、1651年に天安門と改称。
溥儀の生涯を描いた映画『ラストエンペラー』(1987年公開)は、世界で初めて紫禁城でロケを行なった作品
(1987年世界遺産指定:文化遺産) |
| 故宮 |
 |
万里の長城は紀元前7世紀の春秋時代から明代まで、約2000年以上に渡り造成を重ねてきた。
現存するものの大部分は、明代の建造で、総延長約6000キロの世界最大の城壁で、衛星写真でもはっきりと見ることができる。
現在の形の長城は秦の時代に、各国で作られていたものををつなぎ合わせた「秦の始皇帝」がその始まりで、その後、特に漢、明時代に堅固な城壁が作られた。
いずれの時代にも、中国全土からあまたの農民が駆り出され、長城建設のために過酷な労働を強いられた。
数千年にわたる歴史の影で犠牲になった人びとの悲しみは、「孟姜女の伝説」(長城建設に徴用された夫の死を知った孟姜女が、城壁のそばで2日3晩泣き続けたところ、城壁が崩れて夫の遺体が現れたという)として語り継がれている。
(1987年世界遺産登録:文化遺産) |
| 万里の長城 |
 |
麗江には、納西族特有の木造民家がところ狭しと軒を連ねており、他の古都にみられるような「城壁」が無いのが特徴である。
これは、この地の統治者である木(モク)氏が、四方を城壁で囲むと「困」の字になるのを嫌って城壁を築かなかったことに由来する。
高倉健主演の映画『単騎、千里を走る』のロケ地となったことでも有名である。
高台にある塔「万古楼」からは、瓦葺き屋根の連なる町並みを一望できる。
石畳の小道が町の隅々へと延び、玉龍雪山に源を発する川が幾筋にもなって流れる。
麗江には、石や木でできた橋が350以上あることから、「城依水存、水随城在」と呼ばれている。
(1997年世界遺産登録:文化遺産) |
| 麗江旧市街 |
 |
中国南方カルスト」の総面積は1460平方キロメートルに達し、中国のカルスト地形面積全体の55%を占める。
雲南省石林イ族自治県の剣状、柱状、塔状のカルスト、貴州省茘波県の森林カルスト、重慶市武隆県の天然のアーチや峡谷、洞窟を代表とする立体的なカルスト地形など、永い年月をかけて形成された。
古いカルストの跡が残っているだけでなく、現在形成されつつあるカルストのプロセスも見ることができる。
世界自然遺産として中国で初めて、複数の省が共同で登録申請したものである。
(2007年世界遺産登録:自然遺産) |
| 中国南方カルスト |